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ギタ-を弾き始めた頃(1)

*ローリングストーンズと言えば、全体的にチンピラ風で革ジャンや薄汚れた服であり、

 スーツ姿で演奏していたビートルズとは対照的なバンドでした(初期のリバプール時代の

 ビートルズも同じ格好をしていたそうですが・・・・)、ローリングストーンズのライブ映

 像を見て特徴的なのは、‟金髪のB・ジョーンズとベースを縦に構えて余り動かないB・

 ワイマン、動きが激しく、唇がでっかいM・ジャガー、ハンサムなK・リチャード、どう

 見てもおっさんのC・ワッツで絶妙のアンバランスで演奏している姿です。とは言え世界

 的なROCKバンドであり、高齢になった現在でもライブを披露している姿には敬服しま

 す。死んだ人も居るけども同じメンバーでバンドを続けるのは、並大抵の努力では実現し

 ないと思っております。

私が15歳頃(1960年代後半)に聴いていた曲は、ラジオの深夜放送で流れていた。P・アンカとコニーフランシス、プラターズ等のアメリカンポップスやビートルズやローリングストーンズ等が多かった様に思います(もっと色んな歌手がひしめいていたと思うけど、記憶に有るのはこんなもんかナ)。でも、初めて買ったレコードがローリングストーンズだったせいも有りストーンズの曲を多く聴いていたのを憶えています。

当時、ビートルズやストーンズは日本でも大人気で有り、レコードを持っているだけでも、

クラスメートに自慢が出来る時代でした。時間が有ればレコード店に行ってはレコードを漁り(お金が無いのでレコードジャケットを見るだけ・・)、新曲が見つかると、何とか試聴出来る様に店員さんに粘って頼んでいたもんでした。

レコードは裏表に2曲が入ったシングル版で300円前後したんじゃないかナ(あやふやな記憶では最初は180円だった様な・・)、LPだと2000~3000円前後は楽にしたと思います。ラーメン一杯160円ぐらいの時だから、レコードは簡単には買えないものでした。

でも、レコード店の店員に試聴を頼めば店のステレオで売り物のレコードをかけてもらえたのです。店でレコードをかけてもらい、レコードジャケットの歌詞を見ながら曲を聞き、歌詞を憶える、金が無いとは言え、今では真似の出来ない芸当を当時はしていたんです。

良い時代と言えば良い時代でした。何回も試聴を頼むんだから店員の嫌気な顔を思い出します。ある日、深夜ラジオから聞き慣れない曲が流れました(多分深夜のラジオだと思うんだけど・・)

イントロがビックリする様な変な音で始まる‟サティスファクション”です

(サティスファクションは、1965年に発表されたローリング・ストーンズの曲です)

でも、イントロのあの歪んだ音をどうやって出してんだ??これが第一の疑問でした。

確かにアンプのボリュームを最大にしてギターを弾くと、少し似た様な壊れた音はでるんですが・・・・でも何か違う!!

今でこそエフェクターを使って演奏しているので何て事は無いのですが、当時は不思議でした。その内、ミュージックライフ誌(だと思うんだけど)に記事が載っていてファズという器械を使って演奏しているんだと判りました。でも、まだ日本ではそんな器械は知らず、又 見た事は無い物です。多分 日本でファズを使っていたプレイヤーは当時居なかったと思います。

(ファズは、1960年代の中頃に商品化されたエフェクターの一種)。

これが当時のファズ

外見(グヤト-ン製)

その内 ジミヘンが出てきてあの有名なパープルヘイズを発表したではないですか!!

ジミヘン(J・ヘンドリックス)のサウンドは、独特で最初から最後までいわゆる歪んだ音を

振り回し、真似の出来ない音で迫ってくるプレイヤーで、ファイヤーやストーンフリーなどの曲を夢中で聴いたものでした。

エフェクターの話しを・・・

バンドの中でギターをプレイする時に、現在では欠かせないのがエフェクターです。

上記にも記述しましたが、ファズを含めたエフェクターについてチョッコと知っている部分を説明します。

エフェクターとはエレキギターの音色を変化させたり効果を足したりして豊かな表現をもたらせてくれる道具です。「ペダル」と呼ばれることもあり、サイズは手のひらにすっぽり入るくらいの小型のものからお弁当箱くらいのサイズまで様々。
ギターとアンプの間にシールドで接続し、ギタリストの場合は足元に置いて足でスイッチをオン/オフします。

私が一番使用しているのは、ディストーションです。

ハードロック・へヴィメタルでよく使われ、歪んだ音を生み出すエフェクター。
トランジスタ型のアンプなど、アンプ自体にGAINのツマミがない場合にギターを歪ませたいときによく使用されます。

私は演奏する曲のイントロや間奏(サビ)、エンディングなど音量をUPする時の手段として、

又、ハードロックなど歪んだ音を必要とする曲の演奏でディストーションを使います。

TONEツマミは音質調整(高音又は低音を増減する)

LEVELツマミは音量調整(音量を増減する)

DISTツマミは音の歪み度合を調整する

あらかじめディストーション本体のツマミでTONEとLEVEL調整をしておいて、曲のイントロなどに丁度良い音量や音質が出る様にしておき、足でスイッチを踏むとOKなんですが、踏んだつもりが踏んでなかったり・・良くミスをします。

今は、ステージでも図々しくなりましたから、余り慌てませんが 最初は慌てました。

ミスをして折角のギターの見せ場が、残念ながら修羅場となったりもしました。

次回へ・・・・

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