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その1

失敗談

 ギターからの信号がアンプへ行かなくなり、結果ギターの音はアンプから出なくなります。私がステージで困っていると、バンド仲間が “どうした?” “どうした?”と心配で駆けつけてくれたんですが、仲間にギターコードを踏んづけて切ってしまった事を説明するのに、何故かメンバーの持っていたギターコードを、自分の足で踏んづけて現場説明してしまったんです。 

 その時のヴォーカールが放った “ アァ~ア ”の一声が 会場に響き渡りました! 勿論マイクを通じて!!

今後、佐藤バンドメンバ-のライブや練習での失敗談を紹介していきます。

ライブに於ける失敗談

あれは、高校の時で、まだ友達のギターを借りて一生懸命練習していた頃でした。 金も無く、それでも女の子にもてたくて 既に活動していたバンドに、何とか サイドギター担当で入れてもらいましたが、満足にギターを弾ける訳でもなく、コンサートなんて勿論出た経験も無かったんです。

 意気揚々とその会場へ行き、ステージに上ったところ、客席にはお客さんが大勢!!!おまけに女の子も・・・すっかり舞い上がった私は、使った事も無い大型のアンプを前にウロウロして、やっと新品の赤いギターコード(以下Gコード)を繋ぎました。 

    そしたら係の人から“何やってんの!そこでは無くこっちにGコード繋いで”と言われ 頭が真っ白になり、やっと繋いだGコードを抜いたんです。その時、Gコードが何故か足に絡まってしまい そのGコードを更に足で踏んづけったしまったんです。Gコード(シールド)は繊細なもので、力が加わると切れてしまい(昔の物は今より弱い?)

    それでも私なりに、一生懸命練習しておりました。その内タイトルは忘れましたが、〇×コンサートに我々のバンドも出場する事になったんです・・・・    

 その後は、皆さんの予想通り 自分の分しか持っていなかった貴重なGコード2本を切ってしまった私は平身低頭で他のバンドから文句を言われながらGコードを借り、メンバーに配り演奏しました。演奏の結果?・・何て聞かないで下さい、皆さんのご想像の通りでした。 

今では、笑える思い出でしたが とても貴重な初ライブでした、ギターアンプやヴォーカル用のアンプベースアンプなんてとても手が出ない時代でしたから、滅多に使った事が無く 使い方も良く知らない青春でした。

 

 やっとの思いでギターを買ってもアンプが無い・・・ざらでしたネ。 

その影響でもないけど、ライブで使う工具箱には、いつもGコードが5本以上入ってま-す。 

1本1万円前後のGコードも有り、持っている人も多いんですヨ!。    

Recuerdos De La Alhambra - Kaori Muraji
00:00 / 00:00

私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった。

そして、その実を結んだ1%の成功が現在の私である(本田宗一郎)

失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである。(松下幸之助)

ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたってことさ。(スティ-ブジョブズ)

私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。(トーマスエジソン)

今日の失敗は、工夫を続けてさえいれば、必ず明日の成功に結びつく。(豊田喜一郎)

creative failure(創造的失敗)を、恐れるな。(井深大)

好奇心のない人間に用はない。(盛田昭夫)

成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。(ビルゲ-ツ)

仕事でミスや失敗をしたら、反省をし、そこからまたやり直せばいい。(稲盛和夫)

小さい心で考えてばかりいると、いつの間にか人間まで小さくなってしまう。

                             (井植歳男)

挫折を経験したことのない者は何も新しいものに挑戦したことがない人間だ。困難な中にこそチャンスがある。ですから落ち込んでいる暇などないんですよ(アインシュタイン+佃航平)

初めてのライブの後、色々なコンサートに招かれて、少しは上手になっていると思っている頃でした。

メンバーが某〇〇局のクリスマスダンスパーティのバンド話しを持って来ました。

我々は、このチャンスに興奮状態で 即OKしました(ギャラも入る)

その2

クリスマスダンスパーティ-での失敗談

勿論 一生懸命当時流行していたハードロックやポップスを練習をして、会場ではレコード並みにギンギンに演奏して‟あの人格好イイ”“名前を教えて!”とか若い子にワァワァキャアキャア言われ、ゴーゴーを踊ってくれるんだろうナーって想像して、初めてのクリスマスパーティに借りられるだけのアンプを借り出陣しました。

そうです、 パーティはパーティなんですがダンスという文字が入っている、このパーティは、いわゆる社交ダンスである事を すっかり忘れ、勘違いし、勝手に思い込みをしていました。パーティ開演の幕が上がり、一曲目にストーンズのサティスファクションを演奏しました。

リードギターはファズ(エフェクター)を掻き鳴らし、私はサイドギターで格好を付けて弾いて

いました・・・パーティ会場の真ん中は広く空けてあり、誰も会場の真ん中には居ません、

パーティに集まったお客さんは、壁に寄り添ったまま 唖然として我々を見ていました。

我々を呼んでくれた人が、‟あのねロックも良いけど、皆そういうのを知らないからダンスが

出来る曲をやってくれない?”・・・・・ もう後は大変でした!!何で!何で!

良く見ると、お客さんは30か40歳代の人が多く、我々の年代の人は居ない様でした。

会場の人に聞くと‟マンボ、ジルバ、ブルースが良い”というので、我々は急遽 井戸端会議と

相成りました。‟ マンボ? ジルバ? ブルースは? ” てな具合で 結局、ジルバが踊れるアメリカンPOPSのStop The Musicを4回も演奏するハメに、また‟ブルースをやれ!”のお客さんの声に、CCRのI Put A Spell On You を出来る限りスローで演奏・・

これも3回ほど演奏・・格好悪いのと 疲れたのと!お客さんに申し訳なくて!

お客さんは取敢えず 踊ってくれましたが、二度と○〇局から演奏依頼は有りませんでした。

我々の演奏する曲は誰でも知っていて、そして演奏を聴いて、ゴーゴーでも踊ってくれると

勝手に思っていましたが、お客さんの“目的は何か”を良-く理解しないと盛り上がってくれません。 また、演奏も自己満足ではダメですネ。

*教訓‟ 我々が勝手に考えている事は誰からも支持を得るもんだ!は大間違い。世の中には色んな人が居ます。お客さんの‟目的”を理解する事が重要であり、少しぐらい演奏が出来ても決して天狗になってはいけないとつくづく思いました。

AmericanPOPS

Romance de Amor - Muraji Kaori
00:00 / 00:00
Christmas Eve - Yamashita Tatsuro
00:00

失敗とは、より賢く再挑戦するためのよい機会である。まじめな失敗は、なんら恥ではない。失敗を恐れる心の中にこそ、恥辱は住む。(ヘンリ-フォ-ド)

成功の秘訣は、自分で仕事をするのではなく、仕事をさせる適材を見つけることだ。

                         (アンドリュ-カ-ネギ-)         
 

学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。       (アルベルト・アインシュタイン)
 

E=mc^2

絶望のどん底にいると想像し、泣き言をいって絶望しているのは、自分の成功を妨げ、そのうえ、心の平安を乱すばかりだ。              (野口英世)

失敗談 その色々(練習時)

随分と前の話しになります(多分30年以上前かな?)。

当時、レコードで聞くギターの音が頭の中で繰り返し聞こえていました。そうなんです、練習でもステージでも、そのレコードと同じギターの音が出せないんです、それが頭にこびりついて 離れないのです。

演奏を録音した後、ワクワクしながら聞くと・・ガッカリなんです、全然ヘタクソなんです。

演奏もさることながら、ギターの音がガッカリするぐらいの頼りない音で、もうライブなんて恥ずかしくて出来ないと思えるほどでした。

唄もそうですが、アメリカンポップス等をカヴァーして歌う時は、同じ音階そして同じ発音しなければ 何となくステージが盛り上がらないんです。おそらくお客様もそう感じているに違いないんです。

あのイントロから出る伸びの有るギター音、それが実現すればバンド自体が盛り上がる・・でも、腕も腕 そしてギターもギターなんで・・どうしても同じ音が出ない。便秘で1週間出ない・・そんなモヤモヤ

が続いていました。精一杯頑張って買ったギターも、プロからみれば子供だましの様なもので、音の伸びや切れは到底叶わず 無理な話しで有りました。それは重々頭では判っていたんです。でも、何とかならないか?ともがいていました。

ある日、バンド仲間で広いところでも演奏出来る100Wのアンプを中古で買う事ができました。私のテンションは最高点に上がりました(ヤッター)中古でも 格好イイ-!!

早速練習に使いました、ジャーン うん??思っていたほどギターの音は走らず??? 音はでかいんですが・・・・・まるでカップラーメンにお湯を入れて3分待って食べようと思ったら、容器が熱く、アチアチと下へ落っことし、食べられなかったような感じに襲われました。当時、中古の50Wアンプを私は使っていました。そのアンプはスピーカ部とアンプ部が別れているセパレートタイプです。

買った100Wも同じタイプです。そこで、100Wのアンプを何の気なしに 50Wのスピーカに繋げてみたんです。

何と、あの安い私のギターでも チョット違うが レコードのギター音に似た感じになったでは有りませんか!!!これは、もう‟棚からボタモチ、犬も歩けば棒に当たる、下手な鉄砲・・”ですヨ

大喜びで練習を開始して、バンドメンバーにも喜んでもらおうとハリキリました。2曲ほど やったところでしょうか???   アンプはキュ-ン ギギギ ブッン と残音を残して ウンともスンとも言わなくなりました。スピーカーの裏蓋を外し、中を見ると 何と無残にスピーカー本体のコーン紙が

図の様に裂けていました・・・過労死でした。

教訓:無理を通せば道理が引っ込む(スピーカーも破れる)、今にして思えば、やはり私の腕がヘタクソであり、それをギターやアンプのせいにしていたんですネ、確かに当時国内で売られていた(私達が買えるクラス)ギターやアンプは現在のものに比べると非力の様に私は感じますが・・・

前述した通り、己の腕をまず上げなければ ダメだったんですネ

‟弘法 筆を選ばず”です(反省・・)。  でも、やはりレコード(今はCD)と同じ音を出したい・・やはりこだわっています!!

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